子宮頸がんワクチン キャッチアップ接種の期間延長(令和7年2月20日)
キャッチアップ接種期間は、令和7年3月31日まででしたが、1年間延長になりました。
上記期間内に1回以上接種している方は、4月以降~令和8年3月まで公費で接種がうけられます。
子宮頸がんワクチン接種時の保護者の同伴について(令和7年2月)
予防接種法上、16歳未満の方は接種の実施にあたって、保護者の同伴が必要になります。ただし、ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種において、13歳以上の者に限り、あらかじめ保護者の同意が確認できたものは、保護者の同伴がなくても接種できます。
そのためには、あらかじめ予診票の保護者自署欄及び『同意書(PDF形式,70.49KB)』に保護者が署名する必要がありますので、事前に接種を希望する医療機関又は健康福祉局保健所予防接種担当にご相談いただき、予診票及び同意書をお受け取りください。
◎13歳未満の方は保護者同伴が必須です。
◎当院では、13歳から15歳で保護者が同伴できない場合は、上記書類を準備した上で祖父母や成人した兄姉等、見守って下さるおとなの方の同伴をお願いしています。
3種混合ワクチンの任意接種のおすすめ
【3種混合ワクチンの任意接種について】
日本小児科学会は3種混合ワクチンの「任意の追加接種」を推奨しています。
学童期以降から成人での百日咳の発生が多くなっています。百日咳のワクチンの「抗体価」が、小学校に上がる頃までに低くなってしまい、百日咳にかかりやすくなっているためです。
学童期以降の「百日咳(ひゃくにちぜき)」に対する免疫の維持のために、「3種混合ワクチン」の「任意の追加接種」が小児科学会で推奨されています(2018年8月1日)。
3種混合ワクチンを、①就学前(年長児)および②11歳~12歳(公費でする2種混合ワクチンを3混に換える)に接種することで、低下した百日咳の抗体価を、再び高く維持することができます。
百日咳の症状は、長引く風邪症状、ひどい咳ですが、診断は難しい場合が多く、また感染力は非常に強く、家族内で伝播し、地域で流行してしまうことも問題です。 特に家族内で、百日咳ワクチンの接種が済んでいない赤ちゃんがかかると、とても症状が重くなりますので、全体での予防が大切です。
3種混合ワクチンの任意接種をご希望の方はご予約ください(自費での接種になります)。
就学前の5回目のポリオワクチンについて
日本小児科学会は「5回目の不活化ポリオワクチン」を推奨しています(2018年8月)。
現在日本では、不活化ポリオワクチンは4 種混合ワクチン(DPT-IPV)に含まれ、4回の接種となっています。
4種混合も含め、ワクチンの接種から時間が経つと、感染を予防する力である「抗体価」が低下するため、ポリオ発症のリスクが上がってしまいます。
不活化ポリオワクチンの5回目接種は、欧米諸国の多くで小学校入学前に実施されています。日本でも就学前の5~6歳で5回目の接種をしてポリオにかからないようにしましょう、という考えです。
ポリオ5回目は任意接種(自費)になります。
麻しん風しん(MR・定期接種)とおたふくかぜ(任意接種)と同時接種することができます。また、日本小児科学会は就学前に3種混合ワクチンを任意で追加接種することも推奨しています。3種混合ワクチンとの同時接種も可能で
す。